今日一日SL350を乗り回してきたのでインプレをご紹介しますね。

そんなの書いてどうするの?などとおっしゃられずに、どうぞお付き合いください(笑)

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Mercedes SL350はロングノーズ&ショートデッキの典型的なスポーツクーペで、

歴代ベンツの中でも出色との呼び声高い、美しいプロポーションの持ち主です。

丸目のヘッドライトや流れるようなボディーラインがフェミニンな印象。

個人的にはこのデザインがとても気に入っているのですが、

一方では角の取れたキャラクターに反発の声もあったのか、昨年のマイナーモデルチェンジの

フェイスリフトでは随分といかつくなってしまいました。

フェイスリフト後の外観はこちら↓
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うわっ、いかつい。

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インテリアはスポーティーな印象を与える黒の本革シート。

ドア脇にある4つのボタンを使ってシートの位置や傾きを自由に設定することができて、

どんな体格のドライバーにも対応できるように作られています。

運転席の周りには大量のスイッチやレバーがあったのですが、

ほとんど使わずに終わってしまいました。

そうそう、「このレバーを引くと、スピードリミッターが解除されます」という注意書きを

見つけましたよ!サーキットを走行するときに使うんでしょうね!

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天井は「バリオルーフ」と呼ばれる電動メタルトップのルーフが採用されていて、

およそ16秒で開閉が可能。

↓半分くらい開いた状態です。トランスフォーマーみたいですね。

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ルーフが格納された状態。

これで首都高を走ってみました。、、、が、今日の東京は33度を越える猛暑

30分くらい走ったところで顔がゆでタコのようになってしまい、

慌ててルーフを閉じました。

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エンジンスペックは以下の通りで、ピーキーな印象は感じられずとてもジェントルなエンジンでした。

最新のエンジンと比べると数値上のビハインドはあるかも知れません。

V型6気筒SOHC
3724cc
245ps(180kW)/5750rpm
35.7kg・m(350N・m)/3000~4500rpm

2000rpmくらいの低い回転域では「ぐ~」という低い唸り声を発し、

回転が徐々に上がるにつれて、猛禽の放つが如き甲高い咆哮へと変わっていきます。

エンジン音を使った雰囲気作りというのも、このクラスの車にとっては重要な要素なので、

官能的なサウンドを奏でるべく、エンジンの設計者は日々試行錯誤されているそうです。

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ボディーの重量は1.7トン。パワーウェイトレシオは6.9 kg/psなので爆発的な加速とは無縁ですが、

公道を法定速度で走る分には何の不自由もありません。

どの速度域、どの回転域でも必要十分なパワーを発揮します。

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好印象だったのは、アクセルワークに対するレスポンスがとってもリニアなところ。

このくらい踏めばこのくらいの速度になる、っていう感覚がつかみやすくて運転が楽。

アクセルワークがいびつな車だと少し運転するだけでくたくたに疲れてしまうのですが、

その点SL350は何のストレスもありませんでした。

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ちなみに、燃費は約6キロ/リットル(191キロ/32リットル)。

行程の半分くらいが渋滞だったことを考えると、まずまずの数値です。

渋滞がなければ8~9キロ/リットルくらいまでは伸びていたと思います。

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タイヤのサイズは前255/40R18、後285/35R18。

しかしこの車の乗り心地はこのファットなタイヤからは想像もできないくらいマイルドでした。

首都高の段差を乗り越えたときも、コツンという小さなショックが伝わるだけで、

不快な突き上げとは無縁です。

ちなみに、私が昔乗っていたミニバンは225/45R18を履いていたのですが、

ものすごい突き上げに辟易して205/60R16に履き替えたことがあります。

その乗り心地と比べると別世界の印象があります。もちろん車の値段も別世界ですが。

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巌のようなボディの剛性感と、クイック&ダイレクトなハンドリングが相まって、

コーナリングには何の不安も感じません。

多少のロールはありますが、狙ったラインをガツガツとトレースする感じ。

首都高を少し速いペースで走るくらいなら、限界の一端すら感じることはありません。

この車の上位モデルには600psオーバーのエンジンを載せるので、

それを見据えてかなりマージンを持たせてあるんでしょうね。

ちなみにルーフをオープンにすると若干剛性が落ちるそうですが、

私くらいの運転技術でそれを感じることはできませんでした。

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トランスミッションは5ATのはずですが、、、シフトショックが小さいこともあって、

今何速に入っているのか正直さっぱり分かりませんでした。

とは言ってもどの回転域でもトルクがモリモリとありますので、格別意識する必要もなかったです。

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良いことづくめのような書き方になってしまいましたが、ネガティブな点も

いくつか挙げておきますね。

・操作系(アクセル、ブレーキ、ハンドル)が重い!
 軽い気持ちでは運転できません。

・クーペなので仕方ありませんが、後ろの見切りが良くありません。
 バックするときは要注意!

・なぜか左右の見切りもイマイチでした。横幅は1830mmしかないのですが、
 2mくらいの車を運転しているような印象がありました。左ハンドルに
 慣れていなかったからかも知れません。

・極低速域で、まれにエンジンが不安定な挙動を示すときがありました。
 もしかすると個体の問題かも知れません。

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総じてこれだけハイレベルな運動性能、快適な乗り心地、

美しいスタイリング、高いブランド力を備えたモデルはなかなか無いように思います。

2人乗りで荷物も積めないこのような車に、

相応の対価を支払う人こそ本当のセレブなのかも知れないですね。


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